31. Jul. 2008 (Thu)
▽Speed Racer (★★★☆☆)
懐かしアニメというか世代的にはワタクシよりひとまわり上じゃないとリアルタイムでは見てないと思うんだけど、マッハGoGoGoのアメリカ版、スピード・レーサーの実写映画化。
マトリックスで一山当てたウォシャオスキー兄弟作品。2008。そいや10年ぐらい前のリメイク見てないな…。
▼概要
主人公 スピード・レーサー(人名)は一家でレーシングチームを営むレーサー家次男。
しかし彼には、天才的センスを持ちながらレース界で汚名を受けたままに亡くなった兄がいるのだった。
その天才的ドライビングテクニックに目を付けた大企業からのスポンサー契約の申し出に、陰謀の陰が…。
▼誉
4つの車輪で地べたを走るのが基本の割にそれほどリアルなレースでもないので、普通にリアルに描くよりも演出の幅が厳しい感じがありますね。その中でがんばってスピード感やトップレーサーの「すごさ」を表現しようとしている感は伝わります。
押さえるべき主人公描写のポイントもひととおり押さえられているのではないかと。
漫画的表現が面白いとまでは言いませんがこういう作品にはああいう見せ方も必要なのかなあとも。
▼貶
ま、昔のアニメの人物配置を結構忠実に引っ張ってきた訳だから荒唐無稽になるのはある意味仕方ないですね。仕方ないけどやっぱサルとこわっぱが事態を引っ掻き回すのはイライラしますね。
強引すぎるオチは失笑もの。ナレーションで解決するよりも、悪はきっちり痛い目にあわせてやらないとだめでしょう。
しかしあれだ。「ぼくはレーサーだ、ほかに何ができる!」とか苦悩した次の瞬間にプロの暗殺カンフーを使う忍者を素手でボコボコにするのはやめたほうがいいです。
▼まとめ
一見なんでもあり的なCGCGしたレースシーンが一方でよくわからないルールに縛られていて、そこんところの制約がうまく伝わらないために娯楽性に影響しているのは否めないところ。
とりあえず音楽など聞いてると原作アニメ(それも日本版)をめっちゃリスペクトしてるというのは伝わったのでよろしいんじゃないでしょうか。
おすすめ度は2。わざわざ見に行こうとは思わないですが突っ込みながらわいわい見るにはこれはこれで。
14. Jul. 2008 (Mon)
▽Wall-e (★★★★★)
pixerの2008年新作はロボットもの。というかこれは一所懸命機械の類いだろうか。こちら加州では夏の封切りということで見てきましたよ。
▼概要
荒廃しきった都市で何百年も黙々と仕事を続ける孤独なゴミ収集ロボット、Wall-e。といってもなかなかに感情ゆたかで、その生活をそれなりに楽しんではいるようだ。
そんな彼のささやかな夢は、誰かと手をつないでダンスを踊ること。
とかやってたら空から轟音とともに(Wall-eと比べて)近代的なロボットが一体降り立って、あたり一面粉々に。
…。えーと、pixer定番の愉快なキャラクターが織りなす、冒険あり情ありのドタバタコメディです。
▼誉
とにかくWall-eがキュートすぎる。臆病でおっちょこちょいでいじらしい愉快なキャラクター性と、旧式ロボットらしさを生かしたコミカルなアクションは特筆もの。
あとこれはすんげえディストピアものでもあるな。特にアメリカで見るとあながち冗談じゃねえ。
▼貶
後半、世界観上重要な決断がなされるんだけど、そりゃあんた拙速にすぎるんじゃないかいいんかそれでと思わずにはおられない。
▼まとめ
個人的には機械がその使命(プログラム)に従って活動する姿にけなげさとかいじましさを感じさせるというパターンが大好きなんだけどどうもそういう話ではなかった(そんなマニアックな話映画にはしないだろ的な意味で仕方ない)。
オチの強引さはどうかと思いますが、まあそこんとこを差し引いても大変楽しい映画ですのでおすすめ度は5でいいでしょう。



