子供をハナ母にお預けして、スネークフライトを見てきました。思うにハナと二人で映画に行くのは出産以来ですな。
▼概要
もしも数千匹の毒蛇がジャンボジェットの中に放たれたら?
閉鎖空間の恐ろしさと人間の本能的な爬虫類への恐怖がいっぺんに味わえる、デイヴィッド・エリスの職人技が升目に沿って折り目正しく光る秀才肌のおバカ映画。原題は「Snake On A Plane」でこれまたわかりやすいぞ。主演はサミュエル・Lジャクソンでキャリアから考えると異常にライトな仕事を実に楽しそうにやってます。
▼あらすじ
海と太陽とおっぱいの島ハワイ。アウトドア派な若者は韓国系マフィアの犯罪を目撃し、死ぬまで追われる身の上となります。で、FBIがやってきてアメリカ本土での裁判で証言してよとか言うわけです。
で、いちいちキャラの立ってる乗客をとりそろえた飛行機で護送してもらうという寸法。で、どうなるかといえばタイトルから予想されるあらゆることが起こるわけで…。
▼誉
とにかくきっちりかっちり徹底して作りこんである映画というのが第一印象。およそ「飛行機でヘビが出てくる映画ならこういうシーンがあってしかるべきじゃね?」ってのは完全に網羅されているといってもいい。酸素マスクの蓋が開いたらバラバラと落ちてくる。トイレで用を足そうとズボンを下ろせばしかるべきところにがぶり。おねーちゃんがおっぱいをめくればがぶり。あらゆる要所に伏線が張られ、また伏線は必ず回収され、調度品から人員配置に至るまで予定調和の一覧表に最初から載っているという有様。ここまでウェルメイドなパニック映画って見たことないかもしれません。
▼貶
惜しむらくはあんまりにも秀才肌過ぎて蛇さんの何考えてんだかわからん爬虫類的な空恐ろしさがやや希薄なのが残念。どうも個々の蛇が蛇的判断によって襲い掛かってくるというよりは後ろで糸を引いている制作側のコントロールがあるような気がしてなりません。まあ破綻しまくってるよりははるかにマシなんですが。
あとエンドロールの映像が本編と関係ないってのはちょっと損した気分ですよええ。
▼まとめ
期待されるストーリー展開の要所と想定される顧客層へのアピールをばっちり押さえに押さえまくった驚異の作りこみ。映画館で見るより皆でワイワイ見たい映画。理想を言うならゴールデンタイムのテレビ放映。あ、おっぱいとか出るからゴールデンタイムは駄目ですか。まあ深夜でもいいや。そんでなるべく多人数で見ながらチャットかなんかで中継するのがおそらく最高。「○○キター!!!!」が乱れ飛ぶ様が目に浮かぶ。
秀才っぷりは素晴らしいのだがある意味全てが予想の範囲内でもあるわけで、予想を超えてはっちゃけた部分がほしかったという贅沢を込めておすすめ度4。
