ひそかに手芸少年だった過去を鑑みるにうちにミシンの一台もあってもいいかもしれない。とはいえ生来の不精で無駄にする可能性も高い。
ところが、どうも妊婦というやつは本能的にベビー服を製造したくなるよう遺伝子に刻まれているらしく、あれだけほしがらなかったミシンを欲しい欲しいと言い出した。というわけでミシンなど購入してみよう。
今回の要求仕様は
・とりあえず縫えりゃいい
・刺繍とか模様30種類とかはいらない。
・ロックカッターほしいかも
・安めで
・フットペダルとり付け可
・糸通し装置つき
・準備、片付けが楽
バリバリ直線だけ縫いまくる工業用ミシンや、布の端っこをひたすら縫いまくるロックミシンは別としてだ。家庭用ミシンは大別すると
・電動(低速ではトルクが出ない)
・電子速度制御(トルクを維持しつつ速度が調整できる)
・電子(複雑なパターンが出力できる。)
・コンピュータ(複雑なパターンが多数出力でき、細かい調整が自由)
・刺繍(任意の巨大パターンで刺繍ができる)
▼機種選定
これが難航。なぜならミシン業界は腐ってる。
具体的に言うと、ベースが同じ機種でも販売チャネルごとに色とか付属品とか微妙に違う仕様のバリエーションが死ぬほどあって、しかもそれがてんでバラバラの名前がついてる。値段も超まちまち。しかもそのベース機種についてすら、メーカーの公式ページみても基本仕様すら書いてないの多数。
わかりやすい例では、brotherのPS-40はヨドバシでいうところのセンシア77DXで、直販店でいうところのBEANS2でもある。
もう見るからに色以外おんなじだがこれは別物扱いで、かつメーカーサイトにはそんな機種の存在すら書いてないのだな。OEMですらないのに。
ミシンは機械物だし当然故障も多いわけで、家電量販店でも延長保証などは設定しておらず、メンテなどサポートが重要になるから各メーカーとも地域の代理店や販売店網をぎっちり作ってきた過去があるのだが、逆に今となってはそれが足かせとなってエンドユーザの眼を欺いてでも代理店のご機嫌を損なわないような体制になっていると見える。
まあそんなわけで、機種選定は検討すればするほどイライラしてくるのだがとりあえずえいやで決定。
ちなみに価格的な分離帯は10万と2万にあって、実売2万以下は撒き餌用の極めて簡素なもの、10万以下はそのうち壊れると割り切って使う安物という説があるようだ。一方、高い機種ってのは刺繍とかステッチパターン100万個とか、周辺機能が多いだけでメカ的な基本機能はおんなじだという説もある。ううん。まあどうせ、はじめてのミシンに10万以上なんて出すわけが無いのだが。
▼で、決定
さて、そんなこんなで決定したのがbrother
イノヴィスC51。サイドカッターつきなので価格差を考えるとC41よりこっちかも。
次点はbrotherの
PS-40。要求仕様を満たしつつ手堅い構成。これもサイドカッターがつけられる。
特徴は上糸がカセット式になっていて、がちゃぽんと放り込むとそのまま糸通しまで済んでしまうお手軽さ。あえてPS-40より高めのものを選んでおきながら自動糸調子がついてないあたり、ギミックにやや負け気味なのは否めない。しかしまあ準備がらくちんなのはいいんじゃなかろうか。
ついでに
フットコントローラも買うか。
ちなみにbrother以外のメーカーはそれ以上に秘密主義というか情報集めづらかったので自然と候補から淘汰されたのであった。brotherのレーザープリンタには満足してるしね。
