01. Jun. 2009 (Mon)

父迷子

荒天もあり週末は隣町の大型ショッピングモールへ。一日楽しく過ごして、帰り際自転車用の幼児椅子を見に玩具店へ。

さあ帰ろう、となったところできかんしゃのプラレールを発見した万物理論(仮)たんが手を振り切ってだーっと吸い寄せられていったので、しかたないなあと背後に立って棚の電車模型など見ておりましたら、次の瞬間にはもういなかった。

あちゃー。油断してた。というわけでぐるぐる探して回って結局全館放送してもらうことに。これこれこういう見た目5歳の3歳児がですね…。

全館放送「これこれこういう3歳の万物理論(仮)くんがお連れ様をお待ちです。お心当たりの方は…。」

えーと。なんか俺が迷子になったことになってるんだが。


その後、訂正放送をしてもらってすぐ合流成功。親を探してでかい建物の反対の端まで行っていたとかで。その後、牛乳飲ませて落ち着いたところで迷子にならないためのお約束を締結。迷惑かけた世間様にはすまんこってす。

31. May. 2009 (Sun)

久々に秋葉へ行く

まともに秋葉くるの一年ぶりか?歩行者天国とかなくなって少しは落ち着いたのかと思ったが、その分俺が劣化してた。
極彩色のサブカル屋が軒を並べて、知らない店がいっぱい。特に買いたい最新機器などあるでなし、ゲーム屋入っても全然ついていけない。もうファミリー向けのショッピングモールとか行かないとだめな体なのだろうか。

少々げんなりしつつ、ラジオデパート入ったらここは(店は減ったが)あんまり変わってなくてなんだか元気を取り戻すのであった。10年前のジャンク機材に囲まれてハッピーとか後ろ向きだな俺。

その後、ドシャーっと大雨がきたので喫茶店で時間つぶしておしまい。
戦利品は電解コンデンサ。

16. May. 2009 (Sat)

でんじゃらす神戸

神戸でニセ活動。会期最終日に「国内インフルエンザ発症」の報。予定されていた「市民フォーラム某」は急遽中止という建前上市民不在であった。

神戸まつりも中止だとか。サンバだからなあ。かぜひくよね。

15. May. 2009 (Fri)

よろしい、ならば「原発賛成音頭」だ。

大都市の駅前なんぞ歩くといろんな人がいる。募金もプロパガンダもいる。反戦を訴え、対海賊の自衛隊を引っ込めろだの、オバマはアフガン撤退せよだの大書した札を掲げた方も当然いる。

でもさ、忌野清志郎の歌詞を引用して自分に都合のいい主張するのはやめてくんないかな。「清志郎さんもこう言ってます」じゃないよ。そりゃ言ってるけど、もちろんああいう政治的スタンス(という言い回しがロックではないという己が表現力の乏しさに失望しつつ)の人だってのも知ってるけど。
でもね、亡くなったばかりで話題性があるから引っ張り出してきました、ってのがアリアリすぎて、引くというか憤りを覚える。死者は踏み台か。まるで子供という存在を人質にとった教育論のようだ。

まあそのプラカードが「お亡くなり記念」ではないとして、彼女が清志郎の「歌詞」の重度のフォロワーだというのならそれはそれで大納得なんだが、だったら彼女は「たのむぜ無税」と本気で思ってしまうのだろうか。「君が代は千代に八千代に」という歌詞にも肯定的なのだろうか。「原発賛成!」「原発賛成!」「原発賛成!」と踊り狂ってしまうのであろうか。

01. Apr. 2009 (Wed)

帰国報

年度の切れ目が縁の切れ目。輸出がおわり逆輸入。こそこそと帰国。

02. Feb. 2009 (Mon)

崩壊する軌道エレベータ

が、どのような被害を出すかというお話。

▼軌道エレベータのしくみ
静止衛星は高度36,000[km]を東に向って3.1[km/s]ぐらいで飛んでいる。
この高度と速度だと、24時間で地球を一回転するので地表から見ると静止しているように見える。

そこから丈夫なケーブルを上下に延ばし、どんどん縦長にしてゆく。重心位置はかわらないので静止衛星のままだ。

ケーブルを地表に届くまで長くできれば、さらに面白い。
端っこを地面に団子結びにしておくと、軌道エレベータの完成だ。

▼オービタルリングのしくみ
複数本の軌道エレベータを立てて、静止衛星軌道をぐるっと囲む巨大なリングでつなげば、オービタルリングになる。
軌道エレベータ間の移動も楽になるし、新しい軌道エレベータ(ピラー)を立てるための資材の運搬も超楽になるのでいいことづくめ。

一旦リングができれば、静止衛星軌道より上や下にもリングを作ることができるようになる。少し高軌道にリングを作れば遠心力で張力が発生するので安定するし、低軌道にリングを作れば近道ができるよね。下向きに垂れるんでピラー3本の時点で低軌道リングを作るのはどうかと思うけど、磁性流体をぎゅんぎゅん回すとかして無理やり張力を発生させるという手もある(というか先に低軌道リングを作って、そこからピラーおろせば近くて楽じゃないかという案もある)からまあおいとこう。

▼物体落下見積もり
さて、この軌道エレベータに事故があるとどうなるか。たとえば高度1000[km]にある窓からパソコン(重さ4kg)を投げ捨てたとしよう。
静止衛星が3.1[km/s]ですっ飛んでるのと同じように、地球の中心から6400[km]のところにある地表は0.5[km/s]弱でぶん回ってる。で、高度1000[km/s]の部分は同じく東に1[km/s]ですっ飛んでるわけだ。
おおざっぱに平面に換算して、高度1000[km]をおっこちる450[s]ぐらいの間に230[km]ぐらい東のコンビニ前におっこちる。
このときの運動エネルギーはTNT火薬に換算すると10[kg]ぐらいの威力。どかーん。

もっと悪いケースを想定すると、静止衛星軌道のすぐ下でケーブルがぷっちんと切れたとすると、長さ36,000[km]の超巨大な超音速の鞭が地球をびししとしばくことになる。被害範囲はそのままぐるりと巻きついたとしても赤道の90%、途中でケーブルがぶつ切りになって被害範囲は地球一周超えるかもしれん。他の軌道エレベータへの被害も避けられない。

さらに、軌道エレベータの上半分もただじゃすまない。残った部分の重心は静止衛星軌道よりはるかに上にあるわけで、遠心力で静止軌道から外れて楕円軌道かなにかに遷移してしまうだろう。このときピラー数本で構成されるオービタルリングがあれば、壊れたピラーが引っ張る力でリングはゆがみ、やはり他のピラーやリング全体にも壊滅的な被害を及ぼす事になる。

▼対策とか
というわけで軌道エレベータは最悪の事態への対策をいくつか考えておかにゃならん。
話が簡単なほうから行くと、下が切れたときの上のほうのバランス。
これは、あらかじめ余計な重りをつけておいて、それを切り捨てるとか、下のほうに移動させるとかしてバランスをとるというのがてっとりばやい。前者の例には『ガンダム00』、後者の例には『Z.O.E Dolores, i』なんかがありますね。

あと下が切れたとき。問題は2つで、地表へのダメージが甚大なことと、上へのダメージが大きいこと。上へのダメージは、前述のものに加えてピラーの数を増やすとか、ケーブルを複数本にして1本でも残ってればまだましだよねとかそういう形で緩和していくしかない。

たとえば10本組みのケーブルの9本が切れたとして、ケーブル1本で支えられるぐらいまで付属物を切り離せるなら1本だけでも残すことができる。

問題は地表へのダメージ。前述のように、パソコン一つおっことすだけで大変な事態が予想できる。いろいろ切り離したらそれが死ぬほどおちてくる。
とはいえ大気の影響をまるっと無視していたのでした。ま、高度1000[km]といえば成層圏界面(高度50[km])よりはるかに上なんで、パソコンは大気圏突入の衝撃と熱によって燃え尽きるんじゃないですかね。

だからケーブルが切れたら燃え尽きるぐらい細切れにする仕組みがあれば、大気圏外の落下物についてはとりあえずだいぶマシになる。あと大気の影響を受けやすいように、太いケーブルではなくて薄くして、幅をやたら広くすることで強度を稼ぐとかするのもいい。

▼落下物はどっちに飛んでいくか
あとは大気圏内の落下物。赤道近辺では最大50[m/s]といわれる偏東風が吹くので、東に向って飛んでいく破片もじわじわと減速していずれは西に流されていくものと思われる。
仮に成層圏の上のほう、高度50[km]の高さから落下するものがあれば、初速は地面との相対で東に50[m/s]ぐらい。垂直には減速されない、一瞬で初速がなくなって最大風速の西に50[m/s]になるという仮定をすると、西に5キロぐらいのところに落ちる計算になる。
そこより上は(燃え尽きないとして)大気圏外で東にすっとんで行ってから(その間下向きに加速して)これより短い時間風の影響を受けるので、被害範囲は東にどんどん広がる。
そこより下も風の影響は少なくなるのでやっぱり被害範囲は東に広がる。

▼というわけで
軌道エレベータの近所に住むときは次のポイントに注意して家を選ぶと良い
・赤道直下は厳禁(基本的に赤道上に落ちてくるし、貿易風で破片は赤道に集まる)
・東側は避ける(西側なら10kmぐらい離れればだいぶまし)
・丈夫な地下室を用意する(燃え残りぐらいならこれでなんとか)

うん、西側2000キロに破片がとんでくって描写は間違ってると思うよ。

10. Jan. 2009 (Sat)

きかんしゃトーマスの世界観

2歳児である万物理論(仮)くんはいつのまにか、きかんしゃトーマスにぞっこんになっていた。
ボイラーの前にでっかい顔のついたきかんしゃが人間と対等に会話し、主張し、やらかし、そして頻繁に大事故を起こしては叱られる。一体あれはどのような世界なのか?

初期人形劇のテレビシリーズしか見てないのだけれど、事故の原因は「機関士や信号手のミス」「設備の不調」「子供のいたずら」「きかんしゃ自体の整備不良」など様々である。「きかんしゃの無謀やうっかり」がそれに上乗せされることもよくあるのだが、ほとんどの場合、それらは二次的原因でしかない。
(ついでに言うならきかんしゃは自分で制動する機能がないようだ。機関士無しで走り出して「誰か止めてー」とか言ったりする)

にもかかわらず、ソドー島鉄道の責任者トップハム・ハット卿は真っ先にきかんしゃ達に説教をする。「まったく困った奴だ!」
きかんしゃ達も叱られてしょんぼりだ。「ごめんなさ〜い」「もうしわけありません…」


▼いや、おかしいだろ?

信号手のミスで起こった事故ならまず信号手に、機関士のミスで起こった事故なら機関士に、整備不良で起こった事故なら整備士にビシっと言ってやるべきだろ? きかんしゃはポイントを切り替えたり、自分を修理したりできないのに!

ここには陰謀がうずまいているのではないかと思わせる不自然さがある。ハット卿は事故の原因から目をそらしているのか?それとも、そらされているのか?
もし陰謀があるとすれば、得しているのはだれだ? ミスをした鉄道労働者達だ。本来彼らに向かうはずの経営者の叱責がきかんしゃ達に向かっている。

だが冷静に考えてきかんしゃって顔とか人格とかないしぶっちゃけ喋らないだろ?
ハット卿が裸の王様ではないとだれが断言できようか?


▼ここから陰謀論

この問題を労働者による陰謀論的に解釈するモデルケースはこうだ。
・事故発生(労働者に責あり)
・責任の所在を問う経営者
・そこである労働者が苦肉の策を思いつく。「えー、実は悪いのはきかんしゃ自身です」

機関士「聡明なハット卿はご存知でしょう。きかんしゃぐらい複雑で高度な機械は意思を持ってるんですよ。」
車掌「鉄道関係者の間では常識です。名前つけるのもそのためです。」
信号手「ハット卿も鉄道経営者ですから当然きかんしゃの声も聞こえますよね。」
整備士「馬鹿だなあ。当然だろ。失礼な事言うなよ。」
ハット卿「そ…? そうだな。まあ常識というぐらいだからな。だがわしはきかんしゃの声はよくきこえないんだ。シューシュー雑音が多いからな」
機関士「では私が奴らが何て言ってるかお伝えしますよ。私ぐらいの機関士になると、機関車の小さな声でもちゃーんと聞こえるんですよ。」
機関士「なになに?『調子に乗り過ぎました、事故を起こしてごめんなさい。』って言ってますよ」
ハット卿「そ…?そうか。うむ、反省しているのはいいが調子に乗りすぎるのはけしからん。そもそも役に立つ機関車というものは…(略)…わかったか!」
車掌「まあまあ、ハット卿。きかんしゃの奴も充分反省してるみたいですし、そのぐらいにしてやってくださいよ」

経営者はお説教をしてなんだかすっきり。労働者は責任の所在がどっかいってハッピー。双方にメリットのあるこの関係はたちまち英国の全鉄道に広まったことだろう。

事故以外にもきかんしゃ同士の口論や諍い、とおせんぼなどのトラブルも散見されるが、さぼったりふざけたりしていた労働者達のミスを隠蔽するためにハット卿に吹き込まれたストーリーであろう。もちろん何のトラブルも無く会話だけの回もあるが、これはリアリティを付加するために、でっちあげられた物語であろう。

ハット卿「今日はきかんしゃ達はどうしてる?」 駅員「なんか与太話でにぎやかに談笑してましたよ」
みたいな。


▼まとめ

かくして、労働者は経営者の強権に対し失敗の責任をきかんしゃになすりつける形で対抗する階級闘争構図が成立、強化されてゆくのであった。どおりで事故が減らないわけである。

車掌「こりゃうまいココアだぜ!」


というのは嘘でイギリスではあーゆーきかんしゃが普通なんですよ普通。たぶん。